葛西臨海水族園の新施設建設、NECグループに決定
ガラスドームが有名な葛西臨海水族園の老朽化に伴い、建て替え計画から一転新たに建設されることとなった「葛西臨海水族園(仮称)整備等事業」の入札で、NECグループの431億4438万6762円の入札で決定。
建設は2022年12月から27年9月までの予定です。
新しい葛西臨海水族園の建設場所
新たしい葛西臨海水族園の建物は既存のガラスドームのすぐとなりに建設される予定です。
赤く斜線が入っている部分が新しく建設予定の葛西臨海水族園です。
新たしい葛西臨海水族園の新施設のイメージ
芝生が多くて良い感じですが、ガラスドームに匹敵するような芸術性はありません。
ここで東京五輪でグダグダにされてしまったザハ案が採用できたら凄かったですが・・・。今回のイメージ図では外観のインパクトはちょっと物足りないかな。
地下1階
「外洋大水槽」、「教育普及エリア」、「アクアリウムカフェ」
地上1階 エントランス
「サンゴ大水槽」、レストラン、カフェ
地上2階
屋上庭園
屋上
太陽光発電パネルを設置、緑化を施して丘のような外観を造り出す。
ガラスドームの既存水族園は改修工事を行う予定
もともと建て替えされる予定だったガラスドームの葛西臨海水族園。
世界的な建築家の谷口吉生氏によるガラスドームの美しさ、30年の歴史などから2019年に多くの団体から反対されてしまい、建て替えは中止され新規建築に至ったわけですが、現在のガラスドームとその下の水族園は早ければ2028年に改修工事が行われることが決まっています。
葛西臨海水族園ができた当初からずっと西葛西周辺に住んでいる地元の人たちからすると江戸川区のシンボルの一つが残るのは嬉しいですね。同じ海洋施設になるのか、また別の施設として利用できるようになるかはまだわかっていません。
しかしこれだけ価値の高い建造物を壊そうと考えた人の頭の中を見てみたいですね・・・。